無麻酔デンタルケア協会・会長 小池咲紀

初めまして。無麻酔デンタルケア協会・会長の小池咲紀(こいけさき)です。私は、愛知県名古屋市にて犬の無麻酔デンタルケアサロン・ウェルワンを営んでおります。

ウェルワン開業のきっかけは、私の実の妹です。妹は、元々「人間の歯科衛生士」でした。しかし動物が大好きだった妹はそこからトリマーへと転職します。そしてトリマーのお客様から、「犬の歯みがきはどのようにするの?」「歯磨きはの頻度は?」など、愛犬の歯のことについての質問が非常に多かったとのことです。そして、『人間の歯のクリーニングは、麻酔なしで行うのに対して、犬は、全身麻酔をかけないといけない』事実に対して、何か方法はないかと考えた結果、このウェルワンが誕生しました。

現在、ウェルワンでは、1ヶ月に250~300頭のワンちゃんのデンタルケアを行っております。ありがたいことに、お客様は、愛知県のみならず、岐阜県、三重県、滋賀県、石川県、新潟県など県外のお客様からもお越しいただいております。毎日、非常に有意義な日々をワンちゃんと共に送っております。

そして私自身はというと、もともとトリマーでも歯科衛生士でもありませんでした。ワンちゃんについても、歯のことについても何もわからず、”知識ゼロ”の状態からスタートしました。初めは、接客からスタートしましたが、歯の知識がないとお客様と会話もできないので、歯科衛生士である妹からも学び、自ら勉強もして知識をつけてきました。その後、施術は、アメリカの獣医師から学び、技術も取得しました。

初心者であるみなさんと同じ立場からスタートしているので、皆さまの気持ちに寄りそえるよう、努めてまいりたいと思っております。

そして、私が「無麻酔デンタルケア協会」を立ち上げようと思ったきっかけは、この業界を正しく世の中に広めていきたいと思ったからです。他のスクールや団体では、歯石とりの技術に重きをおいており、「なぜ歯石をとらないといけないのか」、「無麻酔で歯石とりをすることのメリット・デメリット」のような肝心なことについては教えてくれません。お家での歯みがきもしなくていいと教えているともお客様から聞きます。

その結果、世の中では、無麻酔歯石除去の批判もあります。私たちは、正しい知識で、正しくワンちゃんの命と向き合う必要があると考えます。

これが私の協会立ち上げの理由です。

最後に、私の人生のモットーがあります。それは高杉晋作の辞世の句、「おもしろき、こともなき世をおもしろく、すみなすものは心なりけり」です。

「何事も自分が前向きな気持ちで取り組めば、どんなことも乗り越えられる」というような意味です。ウェルワンの設立から今まで、さまざまな物語がありましたが、どんな状況に置かれても、結局は自分の心持ちが一番大切だ、ということです。

皆さまの新たな一歩を私たちは応援します!ワンちゃんを大切にしていただける同志を募集しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね♪